10年間の足跡を振り返る
VOLVOXで自身初の個展を開催される鈴木雪江さん。 絵画を始められて約10年の集大成の個展となりました。 暖かいまなざしの風景画から静謐な静物画、 色鮮やかな花の絵まで、39点の作品が揃いました。 100号から小品まで、タッチも様々です。 それぞれの作品に生まれた物語をたずねてみませんか…
語りかける絵、沈黙する言葉。
*詩集『ミズタニワードTV 1』より そうだ、ロマンスが足りないと ああ、そんな考えが頭をよぎった中年の朝 忘れもしないエポックポイントの朝 僕はいろんな欲で渦巻く自分の頭の中を 文房具屋にあるような 消しゴムで消してみようと思った __________『なんかわけわからん…
命をつなげる布と裂
時代を経て、生き続けてきた布たち。 世代を超え、幾重にも使い続けてきた裂たち。 きもの地をはじめ、野良着や半纏、 布団地から大漁旗、酒袋、蚊帳など それぞれの役目を終えた古布を集め 姿かたちを変えて、新たによみがえった洋服や小物。 中森美映子さんがリメイクさせた作品群は 古布の…
妖精という名のポジティブ・エナジー
ポンティ新平は、誰かについている妖精を可視化する。 それは人物であったり動物であったり、見たこともない姿だったりする。 彼が語る妖精は、その人が必要としているモノだという。 その人自身に足りない、あるいは援助を必要とする部分が 妖精という形で現れるというのだ。 人間の人体を80年ほど使…
絵具の匂いに夢中だったあの頃へ。
10代の頃、仲間と過ごした懐かしい想い出。 絵具の匂いが、かつての記憶を一気に引き戻します。 今回のグループ展は、高校の美術部で学んだ仲間が 10数年を過ぎた今を確認し合う展覧会です。 当時指導に当たっていた画家・倉岡雅氏の若き日の作品も 会場に展示され、若きエネルギーに満ちた空間になりま…
長声一発!
【 モデルシップメイト ジブ(JIB) 】 この会は、会員が木製帆船の模型を 製作するに必要な知識や技術を交換したり、 手に入れた資料や情報を伝え合ったりしながら、 優れた作品を創っていこうという趣味の仲間の集まりです。 JIBとはフォアマスト(一番前の帆柱)から 船首にかけて張…
表現の原点。
障がい者アートについて書くことは、ともすれば誤解を招いたり 議論の種になりやすいので、今日は個人的な考えだけを綴ろう。 障がい者を始めとする専門的教育を受けていない画家たちの作品を 「アール・ブリュット<生(き)の芸術>」という呼び方をする。 この呼称自体がすでに一般美術界とは異なる「枠…
高度な技術で表現された京の粋。
千数百年の歴史を持ち、江戸時代に全盛期を迎えた日本の“絞り”。 しかし時代とともに生活様式が変化し需要も減ってきました。 「京の絞り職人衆・京都絞栄会」でも高度な技術を有する職人も 高齢化し、現在では約40名ほどになられたそうです。 今回の展示では、現在では再現不可能な絞り作品も展示されてい…
静寂の海、幽静の森。
足を踏み入れたとたん、海の底に立っているような錯覚を覚えた―。 大きな布が空間にいくつもた揺蕩う、村上基子さんの作品群。 命のサイクルを彷彿とさせる絵柄や意匠を読み取りながら 樹海に迷ったように、会場を回遊する。 「もっと、もっと大きな作品を作りたい」という 創作意欲にあふれた彼女…
30年間、続けるということ
作家活動歴30年の竹林公子さんが VOLVOXで初個展を開催されます。 今まで個展を開かれなかった理由のひとつは プロ作家ではなかったからだとか。 アマチュアといえども、その作家としての力量は 目を見張るものがあり、それは数々の受賞歴が証明しています。 30年の年月で培われた技術とセンス…