風と土。

風と土。

********** Rosa

一本の野ばらを撮影しています。

野ばらがある場所に行くきっかけは、
数年前に車で近所にでかけたとき、
桜がたくさん咲いているその景色にひかれ、
それ以降、その場所に撮影に行くようになりました。

しばらくすると、
野ばらが一本生えていることに気がつき、
よく見ると立派な野ばらで、
その野ばらにもひかれ、
撮影をするようになりました。
(2020年4月以降、野ばらを撮影しています)

そこは、どの季節に撮影に行っても、
風がよく吹いています。

撮影に行っているなかで、
道路のほうに出ている野ばらの枝が
切られていることがありました。
(野ばらは道路の際に生えています)
その枝を自宅に持ち帰り、水につけていると、
白い根と薄い黄緑の葉が出てきました。
枝を持ち帰ってから3ヶ月後くらいに鉢に植え、
育てています。

今後も、野ばらを撮影していきたいと思っています。

___________武田 美穂

********** 山 神

山神信仰は春になると山から
山神が田んぼに下りてきて、
田の神になるという農業との結びつきの強い
信仰の形と広く知られている。

私は農業を営む環境に生まれ育ちながらも
近くに祀られている山神の存在を知ることがなかった。
また両親や祖父母からも
山神に関する話を聞かされることもなく、
山神信仰との距離が生じていたことは
農業を継続しなかったものとしては
必然的だったのかもしれない。

農業の減退と共に少なくなってきた土のにおい。

そんな土のにおいに導かれつつ
足を運んだ地域の多くに山神が祀られていた。
神社の片隅、町の角、民家の庭、
木や土と同化しかけているもの
池の前や堤防沿いと、祀られている場所の
多様さを知り山神信仰に興味を持つ。

農業を営んでいた90歳になる祖父に話を聞くと
昔は祭りも盛大だったが、
いつの間にか祭りもなくなり
気にかける者もいなくなったと聞かされた。

土のにおい残る風景と信仰の関係性に
興味を持ちそこに暮らす人達から、
山神にまつわる話を聞き集めつつ撮影を行ってきた。
そこで聞いてきた山神信仰は
単一的な解釈の信仰ではなく
人の思いの中で形を変化させていく、
生活に寄り添う形の信仰であった。
山から下りてきた山神がどこに宿るのか。
という思いを持ちながら
人が営みを続ける風景と言葉の中に、
山神の存在を感じながら記録を行った。

____________荻野 良樹

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風|土 写真二人展

■開催日時/2021年7月21日(水)~7月27日(火)
______12:00~19:00
______(最終日は18:00終了)
※展示作品・写真集の販売あり。
_全日作家在廊。

■ギャラリートーク開催

風|土について 武田美穂×荻野良樹
■日時/7月25日(日) 16:00~(60分程度を予定しています)
■参加自由、参加無料
※状況に応じて人数制限を設ける可能性があります。
_新型コロナウイルス感染対策を実施しながらの開催となります。
_状況次第ではトークが中止になることがあります。ご了承下さい。

●お願い
・体調不良の場合は入場をお控えください。
・入場の際には必ずマスクをご着用いただき
_手指のアルコール消毒にご協力ください。
・会場内で大きな声での談笑等は差し控えてください。

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アート・クラフト表現空間 VOLVOX
三重県津市栄町1-888 四天王会館1F
www.volvox-stnk.net
■公共交通機関 JR・近鉄津駅より徒歩10分
■自動車 伊勢自動車道津ICより10分

[お願い]
・会館駐車場は台数に限りがありますので
できるだけ公共交通機関をご利用ください。
・満車の場合は近隣のコインパーキングまたは
駅周辺の大型駐車場をご利用ください。
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