科学的に計算された美。
様々な色彩が融合する『Planet』シリーズ。 この作品で人気を博したキャンドル作家・行方兵伍さん。 作家歴10年を迎えた今年、 彼が創作し続けるキャンドルは 「用の美」を越えた先を目指しているようだ。 建築関連の仕事を経たキャリアは、 理系ならではの発想とこだわりに満ちてい…
生命の樹
VOLVOXでの捧恭子さんの靴展は 今回で4回目となる。 2016年の5月、 VOLVOXで初めてお会いし 第1回目の個展打合わせをきっかけに 5年を越えてのお付き合いだ。 彼女の創作された靴を初めて見た時 なぜか靴とは思えず 不思議な生物のような印象を持ったことを 今…
もうひとつの世界へ
共感覚とは 文字や数字に 色が付いて見えたり 音を聞くと色や形が 思い浮かぶ感覚のこと。 音楽にしても絵にしても、 即興というのは 無意識で素の状態。 自分であり 自分でないという感覚。 ある日ふと思った。 夢の世界、霊界、宇宙 これらは 繋がっているんじゃないか?…
「LINK」展の開催に寄せて
写真家である夫が、 小説家である妻の作品のイメージを 写真で表現するという今回の試みは 「VOLVOXで写真展するけど、 あんたも何か展示せえへん?」 という夫の一言からスタートしました。 そう誘ってもらったものの 展示できるような作品はないので 断ろうと思いましたが …
ごあいさつ
この展覧会は三重県出身の作家から成るグループです。 私たちは同じ高校で3年間を共に学んだ仲間です。 高校卒業後は、ものづくりに携わる者、 ものづくりとは違う視点で進路を歩んでいる者などさまざまです。 しかし皆、根本は「ただ純粋にものづくりが大好きな人たち」です。 そこで、自分た…
ごあいさつ
三重県に新しい風を吹かせようと思い、 発足した若手のグループ「未完展」。 早いもので、今年で3年目となります。 本展は毎年、観に来られた方々から とてもご好評をいただいており、 それが我々の励みとなり、 自信にも繋がっています。 VOLVOXでの展示は建物の取り壊しのため、…
[ 私の戦争画展Ⅱ ] の開催に向けて
皆さま 本日は暑い中、ご来場いただき、 とてもありがたく思います。 今回の個展は日本政府の軍事費増強に対する 抗議の意味をこめて開催しました。 ここVOLVOXの画廊がふさわしいと 一人思っています。 私は足も体も頭も悪いので、 デモやハンガーストライキ、街頭演説が出来ませ…
砂で描く。葉で描く。
今年、サンドブラストアート歴25年の 中尾美希さんの個展が始まります。 今回は『ボタニーペインティング』という 新しいジャンルの作品制作にもチャレンジされています。 『サンドブラスト』とは 圧縮空気で細かな砂をガラスに吹き付け 表面を彫刻する技法のこと。 『…
風と土。
********** Rosa 一本の野ばらを撮影しています。 野ばらがある場所に行くきっかけは、 数年前に車で近所にでかけたとき、 桜がたくさん咲いているその景色にひかれ、 それ以降、その場所に撮影に行くようになりました。 しばらくすると、 野ばらが一本生えている…
太陽の恵みで、色を染める。
タイ語で太陽という意味の『TAWAN』。 2016年にタイから帰国。松阪市宇氣郷村に移住した後 日本の風土にあった染色活動をされているchimaさん。 地元で採れる葉や枝、樹皮を用い染め、 自宅近くの小川で布を洗い、染物を創作していく。 自然に在るものを、自然に逆らわず 表現…