政治ギャザリング〈8〉 宗田勝也さんと難民問題について考える

政治ギャザリング〈8〉
宗田勝也さんと難民問題について考える

2020/01/19

■日 時/2020年1月19日(日) 14:00~17:00
■ゲスト/宗田勝也さん、岡田桂織さん
■進 行/油田陽一朗
■参加費/1,500円
●ご予約・問合せ/newforest-y@ezweb.ne.jp
_________090-7699-9437 (油田)

今回のテーマ「難民問題」と聞くと、皆さんは自分の生活から
とてもかけ離れたものと感じられるかもしれません。
難民になった人々の厳しい境遇に心痛めはしても、
具体的な支援ということについては、
自分の財布から出来ることは微々たるものだと思え、
広い世界の遠い所で起こったことに対してどう考え、
何をすればいいのか分からない…。

正直に言って自分もそんな感じだったのですが、
そんなときに読んだのが、宗田勝也さんの著書
『誰もが難民になりうる時代に』でした。
この本はそんな“分からなさ”について
ひとつの道筋を示してくれています。

今回の政治ギャザリングのゲストスピーカー・宗田勝也さんは
この本の中で、国や民族間で起こる戦禍などにより、
自分たちの土地や街にあった生活基盤を失い難民化することが、
実はどのような社会の中にもある不平等な力関係に起因する
「構造的暴力」によって、弱い立場にあるものが被る
犠牲であるということに着目します。

そしてその意味ではこの日本においても
原発事故の放射能被害や拡大する貧富格差などに巻き込まれ、
誰もが当事者になり得ること、またそこで国や社会から
切り捨てられることが起こるならば、
そこで犠牲になる弱者=「潜在的難民」とは
他ならぬ私たち「誰もが」であることを明らかにしていきます。

この視点に立つならば、もはや難民問題は単に支援する、
支援されるといった対象ではなく、
私たちにとっても同一線上で対峙していくべき未来への課題であり、
解決すべき問題であると言えます。
そしてこの人間社会の一員であることにおいて、
私たちは自分自身の「共犯性」にも気付かずにはいられないでしょう。
常に弱者となる者を犠牲にしながら繁栄を追い求める、
生産性や効率優先のこの社会を作ってきた一員であるということにおいては。

●  ●  ●

さてさて、何だかいつにも増して
難しくなりそうな雰囲気ですが、どうぞご安心を。
難民をテーマにした放送番組「難民ナウ!」代表であり、
同志社大学客員准教授と総合地球環境学研究所研究員の肩書きを
お持ちの宗田さんですが、とても温かいお人柄に加え、
なんとあの吉本新喜劇に数年間在籍していたというご経歴…
にはとっても思えぬ落ち着いた優しい語り口で、
いつもハートに響くお話をしてくださいます。

また今回は、前半に宗田さんが難民問題の現場=難民発生の現場と
日本における難民受け入れの現場に関わってきた中で
感じられたことなどについてお話しいただいた後、
いつものようにカフェタイムを挟んで後半では、
フクシマ以降の原発事故被災者との交流を通して
人と人とのローカルな繋がりの中で支援を続けている
料理家・岡田桂織さんにも加わっていただき、
また会場の皆さんの感想や質問、意見も聴きながら、
みんなで難民の問題について考えたいと思います。

最後に国連難民高等弁務官を10年間務めた緒方貞子さんが、
宗田さんの本に添えた言葉を記しておきます。
今回も多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

《世界は身近な取り組みから変えることができる。
_____これからの社会を担う人たちに薦めたい本です》

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■宗田勝也さんのプロフィール

京都のコミュニティラジオ番組「難民ナウ!」代表
1966年京都市生まれ。
2008年3月、同志社大学大学院総合政策科学研究科
ヒューマン・セキュリティ研究コース博士前期課程修了。
建設業界新聞社の記者や吉本新喜劇の劇団員等の活動を経て、
2004年2月より、京都三条ラジオカフェ(FM79.7MHz)にて、
「難民問題を天気予報のように」をコンセプトにした
日本初の難民問題専門情報番組「難民ナウ!」を制作。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国内外で
難民支援を行うNGOで構成するJ-FUN(Japan Forum for UNHCR and NGOs)の
広報ワーキンググループメンバーとして活動するほか、
市民メディアの可能性について制作者の視点から講演活動を行っている。
現在、同志社大学客員准教授、
総合地球環境学研究所〈強制移動研究分野〉研究員。
『誰もが難民になりうる時代に』(現代企画室 1000円+税)

■岡田桂織さんのプロフィール

1966年三重県松阪市生まれ。
20代より環境保護活動・人権活動に参加。
1995年亀山市にオーガニックカフェ「月の庭」開店。
雑穀を多用した穀物菜食をベースとしたベジタリアン料理を提供(2011年閉店)
同店では音楽ライブや映画上映会、講演会、作品展覧会、
ワークショップなどを主催、現在も様々な文化を発信している。
2011年より東日本大震災の被災地(主に福島県)に出向き料理会を開き、
被災者との交流を毎年継続中である。
2016年より「亀山みんなの食堂」と銘打ち、
誰しもが温かなごはんを囲める無料食堂を月一で開催している。

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アート・クラフト表現空間 VOLVOX
三重県津市栄町1-888 四天王会館1F
www.volvox-stnk.net
■公共交通機関 JR・近鉄津駅より徒歩10分
■自動車 伊勢自動車道津ICより10分

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会館駐車場は台数に限りがあります。
満車の場合は近隣のコインパーキングまたは
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