間の舞台 aidanobutai

間の舞台
aidanobutai

2022/02/20
西脇秀典  橋本仁美

間の舞台
aidanobutai

西脇秀典と橋本仁美
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多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございます。
申し込み受付が定員に達しましたため、
現在、キャンセル待ちという形でのみ受付を承っております。
また、公演当日予約なしでお越しいただいても
入場出来ませんので、ご了承ください。
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■開催日時/2022年2月20日(日)
______17:000開演(公演時間は約2時間程)
■料  金/2,000円
■定  員/10名程
■申し込み先/aidanokai2015@gmail.com
■公演サイト/https://aidanobutai.amebaownd.com

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ご挨拶︎

わたくしは特に何者でもありませんが、西脇秀典と言って、間(あいだ)の会という寄合の芸能や、様々な場所と舞や踊りのような場遊びに興じている者です。
この場合の舞や踊りのような場遊びとは、コンテンポラリーダンスや舞踏ではありません。

わたくしがVOLVOXに出会ったのは、まだ、たくさんの意気溢れる人たちが、コンクリートの壁面に内装を施そうと立ち働いている頃でした。
その時、わたくしは体調の不安定な一塊の見学者に過ぎず、それ以降、足繁く通うことになろうとは予想もしていませんでした。
月並みですが、VOLVOXでは、多くの人や作品、考え方や、生き方に出会いました。それらのことは、わたくしにとって、丸ごとの感慨であり、もう身についてしまったこととなり、客観的に、論評、評価することなど出来ません。
しかし、この多くの出会いと、様々な時間が積み重なった空間が幕を引くと知り、この空間に対し、返礼と、ことほぎの儀を捧げる勤めが発動しました。

このたび、一般の舞台公演とは全く異なる、極めてローカルな舞台様式として、間(あいだ)の舞台を旗揚げ、建立いたします。
間の舞台は、人がいて、機とご縁さえあればどこででも成立する様式であると考えますが、VOLVOXが新しい門出を迎えるこの期に、その初めての舞台を捧げたいと思います。どこででも成立する様式ではありますが、その場限り、そこに集まった人とでないと起こり得ない、一期一会の舞台です。
間の舞台とは、徹底的に醒め切る儀式。夢見心地や陶酔に誘って行くのではなく、鎮まり、醒め切って行く儀式です。自力で行う瞑想や修行とも一切関係ありません。

この儀を果たすことは、一人で出来ることとではなく、もう一人の誰かとの間(あいだ)を要することから、恐らく舞台観を分かち合うことが出来るであろう、日々の実践の豊富な「有無の一坐」の橋本仁美さんにお声がけいたしました。そして、それぞれの日々の実践の延長に、この、二人でしか出来ない舞台様式を建立することを確認し合いながら、数か月前から、密に稽古と話し合いに励んでおります。恐らく、は、確信の手応えに変わっております。

一般の舞台と異なり、ご参加いただく皆さまお一人おひとりの比重は、一般の舞台観劇より重くなって参ります。その点、ご承知おきいただき、ご参加ください。ことほぎと言いますが、称賛ばかりでなくとも、様々な思いをお持ち寄りください。
ことほぐとは、飾ったり、褒めたたえたり、何かをつけ加えるのではなく、ものごとが、その実相のままにあらわになるようにすることと考えます。
そこで、座し、立ち、話し、見、聞き、振る舞われる有様を、互いにやり取りし、そのやり取りごとを、わたくしどもは、折を見て舞台に運びます。
しかし、見るも、見られるも、共に舞台です。
わたしたちを見てもらう、聞いてもらうのではなく、わたしたちが舞台に重しとしていることで、そこに、周りに、あるもの、あらわれているものたちが、よりくっきり鮮やかに見えてくるよう勤めます。
そこには隠しておけるものやことなど、何もありません。夢や幻や虚構をお見せすることは出来ませんが、すべてが、あらわに、明らかになります。具体的で即物的な、ただそのことだけの、事実の舞台です。もちろん、夢や幻を観たい方は、それはそれで、どうぞ。
自己表現の踊りや音楽ではなく、存在と関係のうごめきと鳴動です。

ものたちは、間(あいだ)がなければ、ものたち足りえないし、また、そのものは、そのもの以外によって、そのものたり得ています。
さまざまなものたちは、どのような思いやはからいで、いつ、そのものとなり、そこにそのようにあるのか、間の舞台を置くことで、各々の来歴を語り出します。そこに何の綺麗事もありません。ただただ、ものごとのあからさまな姿が立ち現れます。

何故そのようなことを、企図するのかと言えば、あるものは、いかなる例外もなく、あるものであり、あるものを見ず、触れずに、ないものかのように振る舞うことが出来ないからです。
世界を観念で区切ることに安心出来ないからです。
そのような、わたくしたちのありようは、社会の常識や通念と常にぶつかり軋轢を生みます。しかし、だからと言って、曲げて生きることは出来ません。ですので、このVOLVOXの名残りの時間に、わたくしたちが、出来る、最大限の、また、唯一の捧げごとは、そのようなわたくしたちの全存在をかけた、間の舞台を建立することしかありません。飾ることや、褒めたたえることを知らないわたしたちにとって、ただ一つのことほぎです。

ぜひ、ご一緒しましょう。

西脇秀典

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有無の一坐 橋本仁美と申します。
ふだんは、言葉を辿りつつ関係に分け入っていく「円坐」という場づくりを仕事にしています。

かつて父が主宰していた坐・フェンスという劇団があり、このたび、そこで古いお付き合いだった西脇さんからお声がけいただき「間の舞台」を立ち上げることになりました。

舞台公演では通常、あらかじめつくった脚本や振り付けなどを演じてその内容を観客に見せますが、間の舞台は演者と演者、演者と客、場所と人、というときの「と」にあたる部分、すなわち「あいだ」に焦点をあてる試みです。

舞台に立つ者としては表現の内容を高めていくことは大切なことですが、演じる技術のうまさ、表現力の高さとは別に、どんな演者にも必ず舞台となる場所との、共演者との、お客さんとの関係性(あいだ)が生じます。
あいだにあらわれるものは、演じる内容以上にお客さんの体験となり、心に残り続けるのではないかと思います。

西脇さんが大切な場所として思いをむけるVOLVOXという空間がこのたびその幕をとじるということを聞き、VOLVOXへ向けての舞台を置かせていただき、さいごのひとときを過ごし、そこから紡がれる言葉に耳を澄ませ、ご一緒くださるみなさまと面影を辿ってみたいと思います。

ご参集をお待ちしております。

橋本仁美
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西脇秀典(にしわき ひでのり)
間に着目しながら、対話や、集うこと、そこにあることやないことの味わいを探究する場を開いている「間の会」代表。また踊りや舞のような、しかし、そう呼ばれる以前の未だ名付けられない行為と存在の有り様を、折々の様々な場所との間に奉じている。世界という舞台構造の中で、そこに現れてくるものを見、聞き、それらから見られ、聞かれている。
間の会 ⇨ https://aidanokai.amebaownd.com

橋本仁美(はしもと ひとみ)
円坐という対話の場、影舞という即興の舞台をおこないながら各地へ出稽古・ドサまわりする
「口承即興 円坐影舞 有無の⼀坐」の一員。地元⼤阪のフリースクールでは円坐と音楽の特別クラス講師を担当している。人が語る言葉の音に含まれるその人自身の響き、意味や情報の器としての言葉ではなく歌のように聞こえてくるその人の言葉に関心がある。楽器を奏するときには、相手とのあいだにある音、対峙する音、雨音のような音を目指している。
有無の一坐 ⇨ https://umunoichiza.link

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アート・クラフト表現空間 VOLVOX
三重県津市栄町1-888 四天王会館1F
www.volvox-stnk.net
■公共交通機関 JR・近鉄津駅より徒歩10分
■自動車 伊勢自動車道津ICより10分
[お願い]
・体調不良の場合は入場をお控えください。
・入場の際には必ずマスクをご着用いただき
_手指のアルコール消毒にご協力ください。
・会場内で大きな声での談笑等は差し控えてください。
・できるだけ公共交通機関をご利用ください。
・会館駐車場は台数に限りがあります。
_満車の場合は近隣のコインパーキングまたは
_駅周辺の大型駐車場をご利用ください。
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